超音波探傷器に必要な性能
同じ試験体を同じ規格を適用して超音波探傷した際、違う探傷装置を使用しても同様の探傷結果が得られる必要がある。
そのため探傷器や探触子には必要な性能が各規格で規定されている。
JIS Z 3060「鋼溶接部の超音波探傷試験方法」では探傷器に必要な性能として以下のように規定している。
- 増幅直線性 ・・・・ ± 3 % 以下
- 時間軸直線性 ・・・ ± 1% 以下
- 感度余裕値 ・・・・ 40 dB 以上
これら3つの項目については1年以内ごとに定期点検を行い、その性能が維持されていることを確認する必要がある。